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屋根のリフォームについて

  • 執筆者の写真: Hinano
    Hinano
  • 2023年8月22日
  • 読了時間: 3分


屋根リフォームにはさまざまな種類や方法があります。

このコラムでは、屋根リフォームの基礎知識について解説します。

屋根リフォームの必要性とタイミング 屋根は、雨や雪、紫外線などの自然環境にさらされています。

そのため、どんな屋根材でも経年劣化は避けられません。屋根が傷んでしまうと、雨漏りやカビの発生など、家の中に水や汚れが侵入し、建物の寿命を縮めることになります。また、台風や大雪などの災害時には、屋根が壊れたり飛んだりする危険性もあります。そのため、定期的なメンテナンスやリフォームが必要です。


また、耐用年数を過ぎてもすぐにリフォームする必要はありませんが、定期的に点検を行って状態を確認することが大切です。点検では、以下のような症状が見られたらリフォームを検討しましょう。

  • 屋根材にヒビ割れや大きなズレがある

  • 屋根材表面の色あせやさびが目立つ

  • 屋根材から水滴が落ちてくる

  • 天井にシミやカビがある

  • 屋内の温度差が大きい

屋根リフォームの種類と方法 屋根リフォームには、主に以下の4つの種類と方法があります。 ①塗装工事 既存屋根表面の汚れやさびを落とし、新たに塗料を塗る方法です。塗料はアクリル系やウレタン系などがあります。塗装工事は、費用や工期が抑えられるというメリットがあります。また、屋根の色を変えることで外観の印象を変えることもできます。ただし、耐用年数は10年程度と短く、リフォーム頻度が高くなります。また、既存屋根や下地の劣化が激しい場合はできないこともあります。

②カバー工法(屋根重ね葺き工法) 新しい屋根材で既存の屋根材を覆う方法です。スレート、トタン、ガルバリウム鋼板、アスファルトシングルなどに採用できます。カバー工法は、二重屋根になるため強度が増し、断熱性や遮音性が高まるというメリットがあります。また、費用や工期も抑えられます。ただし、屋根が重くなるため耐震性が下がり、後々のメンテナンスに影響を及ぼすことになります。また、屋根リフォームでカバー工法を行えるのは1回のみとなり、2回目以降は葺き替えが必要です。

③葺き替え工事 既存屋根を剥がして新しい屋根に替える方法です。屋根材自体を新たにするので、屋根のトラブルを根本的に解決できます。葺き替え工事は、屋根材だけでなく下地から取り換えることができるため、リフォーム後の耐用年数が長くなります。また、軽量高性能の屋根材を選べば、耐震性や遮音性、断熱性などを上げられます。ただし、屋根リフォームの工法の中では最も費用が高く、工期も10~20日程度と長くなります。さらに、既存屋根材にアスベストが含まれるときは費用がかさみ、廃材が出るため処理費も必要です。

④一部分のみの補修 屋根全体ではなく、瓦の部分補修や板金交換、雨どい交換など、破損した部分だけを補修する方法です。一部分のみの補修は、工期や費用を抑えられるというメリットがあります。ただし、一般的に屋根の劣化は均等に進むため、一部のみを補修してもすぐに次の補修が必要になる場合が多く、非効率になってしまいます。また、一部分のリフォームであっても足場設置が必要になる場合もあります。大掛かりな工事をしなければならなくなる前に、全面補修のほうが結果として費用が抑えられる場合もあります。


 
 
 

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